組織変革の実践家 長崎尚子さん
「2500人の組織を再生させた組織変革の秘密!」
セミコングランプリ名古屋2026
卒業生インタビュー
PROFILE プロフィール
長崎尚子(ながさき なおこ)
組織変革の実践家 /「セミコングランプリ名古屋2026」準優勝者
立命館大学卒業後、京都大学生活協同組合に入協。以来30年以上にわたり、生活協同組合の現場および本部にて、組織運営・人材育成・広報・CSR推進に携わる。滋賀大学生協では全国初の女性専務理事として、赤字組織をV字回復へ導き、滋賀県消費生活審議会委員・滋賀県男女共同参画推進委員なども歴任。
近年は「最下位だった事業所を、No.1センターへと改革」した実績を持つ。
現在は、管理職やリーダーが自分を整え、信頼で人を動かす在り方を育てる「ビジネスリーダー育成コーチ」として活動。個人の変化から関係性、そして組織文化までを変えていく実践的セミナーを通じ、職場に“やさしい変革”を起こしている。
※講演・研修のご依頼は以下より
【公式HP】https://www.facebook.com/naoko.nagasaki.35
インタビュアー 立石剛(たていし つよし)
一般社団法人日本パーソナルブランド協会 代表理事
セミコングランプリ主催者
1967年大阪府生まれ。同志社大学卒業後、大手損保、生保を経て37歳で独立。自らの営業不振を機に「自分らしい成功」を探求し、パーソナルブランディングをテーマに講師として登壇。ビジネス誌で特集されるなどパーソナルブランディングの専門家として注目を集める。現在は、経営者やリーダー層を対象に、強みの発見からミッション・ビジョンの言語化、ブランドストーリー設計までをトータルで支援している。
2007年より、日本初の講師イベント「セミナーコンテスト」を主催。18年間で国内外20地区で開催、延べ1,800名以上の講師を指導し、多くの人気講師や著者を輩出。2026年からは活動をグローバルに広げ、シンガポール、タイ、モンゴルでも展開。著書に『決定版!セミナー講師の教科書』などがある。「一人ひとりが自分らしく輝き、自分らしさを活かし合える社会の創造」をミッションに掲げ、価値ある教育の普及に全力を注いでいる。
【HP】https://tateishitsuyoshi.com/
2500人の組織を再生させた組織変革の秘密!
組織は、制度を変えただけでは変わりません。
リーダーの意識が変わり、言葉が変わったとき、組織は本当に動き出します。
今回の対談では、2500人規模の組織で働きながら、セミコングランプリ準優勝を果たした長崎尚子さんに、組織変革のヒントについてお話を伺いました。
セミコンへの挑戦を通じて見えてきたのは、「人が変わるプロセス」そのものでした。
セミコンとの出会いが、人生の方向性を変えた
立石
グランプリが終わって40日ほど経ちましたが、その後はいかがですか?
長崎
グランプリの興奮がまだ冷めていません。
私は会社員として働いていますが、今回セミコンに出たことが大きなきっかけになりました。
これまでは、会社から与えられた仕事をしっかりやるという人生でしたが、これを機に、自分で仕事をつくり、それをベースにキャリアを築いていきたいと思うようになりました。
セカンドキャリアを構築する、その一歩を踏み出しているところです。
「私も、あの舞台に立ってみたい」
立石
そもそも、なぜセミコンに出ようと思ったのですか?
長崎
きっかけは、友人に誘われてグランプリを観に行ったことでした。
歯科医師の方や主婦の方、会社員の方など、本当に様々な方が登壇されていて、皆さんが自分の体験をもとに、10分で想いを伝えていました。
その姿がとても輝いていて、「私も、こんな場に立ってみたい」「この人たちのようになりたい」と思ったんです。
会場を出る頃には、エントリー用紙を書いていました。
10分に、自分の想いを込める難しさ
立石
実際に挑戦してみて、最初の印象はいかがでしたか?
長崎
正直に言うと、最初は少し軽く考えていました。
仕事で研修を担当したこともあり、パワーポイントも普段から作っていたので、「できるかもしれない」と思っていたんです。
でも、実際に取り組んでみると、60分のセミナーを作るより、10分のセミナーの方が難しいと感じました。
自分の言いたいことをまとめるだけではなく、聞き手の立場に立って内容を見直す必要がありました。
最初にトレーナーの方に見ていただいたときは、大きな衝撃を受けました。
それまでの私は、「自分が伝えるべきこと」を中心に考えていましたが、「参加者が本当に聞きたい内容になっているか」という視点が足りていなかったんです。
本音でフィードバックをもらえる環境
立石
セミコンの特徴の一つは、フィードバックです。
トレーナーやサポーターが本気で関わる文化があります。
長崎
最初は正直、ショックでした。
この年齢になって、ここまで率直に言ってもらえる機会はほとんどありません。
でも、言っていただいたことを素直に受け止めて修正していくうちに、セミナーの中身が大きく変わっていきました。
これまで避けてきた部分にも向き合うことになり、自分自身の考え方も変わったように思います。
組織も、人も、本音の対話から変わる
立石
組織においても、本音で対話できる環境があるかどうかは非常に重要だと感じています。
最近は、上司が部下に対して厳しいことを言いにくい時代になりました。
その結果、本当に必要なフィードバックが届かず、成長の機会が減ってしまっているケースもあります。
長崎
まさにその通りだと思います。
私の職場でも、叱り方が分からないという相談を受けることがあります。
相手との関係性ができていれば、同じ言葉でも受け止め方が変わります。
大切なのは、信頼関係の上で率直な対話ができるかどうかだと思います。
自分の価値に気づくことが、変化のきっかけになる
立石
多くの方が、
「自分には伝えられることがない」「自分には価値がない」と感じています。
しかし、それは価値がないのではなく、まだ言語化できていないだけです。
自分の経験や想いは、一人では言葉になりにくいもの。言語化は「対話」の中で進んでいきます。
セミコンには、自分との対話、他者との対話の時間があります。
そのプロセスを通じて、これまで気づかなかった自分の価値に出会うことができるのです。
長崎
私自身もそうでした。
特別な実績があるわけではありませんが、自分の経験を振り返る中で、
「これも価値になるんだ」と気づくことができました。
その気づきが、自信につながりました。
仲間とともに挑戦できる環境
立石
セミコンのもう一つの特徴は、仲間の存在です。
コンテストでありながら、出場者同士が互いを応援し合う文化があります。
長崎
学生時代の部活動のような感覚がありました。
ライバルでもあり、仲間でもある。
トレーナーやサポーターの方も含めて、一つの舞台を一緒に作り上げていく経験ができました。
会社ではなかなか得られない関係性だと感じました。
まさに青春のような時間でした。
個人の変化が、組織を変えていく
立石
組織を変えるために必要なのは、大きな仕組みの変更だけではありません。
一人ひとりが、自分の価値観や想いを言葉にできるようになること。
その積み重ねが、組織の文化を変えていきます。
長崎
セミコンに挑戦したことで、自分の仕事への向き合い方も変わりました。
与えられた役割をこなすだけでなく、「自分は何を提供できるのか」という視点で考えるようになりました。
その変化が、組織への関わり方にも影響していると感じています。
講師でなくても挑戦できる
立石
セミコンは、講師だけの大会ではありません。
自分の経験を言葉にし、社会に価値を届けたいと考えるすべての方のための舞台です。
特別な実績は必要ありません。
必要なのは、自分の可能性に向き合ってみたいという想いです。
あなたの言葉が、未来を変える
10分という短い時間の中で、自分の経験を振り返り、言葉にする。
そのプロセスは、自分自身の軸を明確にし、新たな行動を生み出します。
組織を変えるのも、人生を変えるのも、特別な人だけではありません。
自分の言葉を持った一人ひとりの存在です。
次に挑戦するのは、あなたかもしれません。
※対談は2026年4月13日に Facebookライブで行なわれました。
セミナーコンテストは今後、名称を「パーソナルブランディングコンペティション(PBC)」に変更して開催します。
2026年度の大会情報はこちら
セミコン卒業生の声VOICE
「セミコンで何を手に入れたのか?」「セミコン出場後、仕事にセミナーをどう活かしているか?」など
セミコングランプリ出場者の声を紹介します。